複業(副業)

【副業(複業)解禁と北風と太陽】


中小企業庁による「平成26年度兼業副業による取り組み実態調査」と「2017年リクルート調査」よると、

兼業副業を認めていない企業の割合は85.3%。

現在副業を禁止している企業の割合は77.2%と低下しています。ここ数年副業(複業)が容認されている動きが分かります。

このように副業(複業)の促進はだんだん進んでいると言われていますが、

副業を希望する従業員がいる一方で、副業の促進について企業の規制がとても厳しく、慎重な姿勢を示している企業もいまだ多いのも事実です。

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①企業が抱える副業(複業)への課題や不安

企業が副業についてデメリットもしくは課題や不安があると回答したものについて見ています。

・本業への支障があるのではないか

・人材が流出するのではないか

・情報漏洩が起こるのではないか

・従業員の健康配慮

上記のような課題や不安を抱えていることが分かります。

そして一番の課題は情報漏洩リスクだと考える企業も多いです。

②情報漏洩への対応

それでは企業は副業(複業)解禁にあたってどのような対策を取ればよいのでしょうか。

制度・ルール編

・副業(複業)解禁をする就業規則を作成する

・社員説明会の機会を設ける

・副業(複業)申請書・届出書などの書類を準備する

・情報漏洩について社員教育を行う(個別面談か説明会等)

社員説明会・社員教育の場所で話すこと

・副業(複業)が解禁されたことの趣旨と目的

・副業(複業)解禁する対象社員について

・副業(複業)をする上での自社の申請や届け出などの申請書・届出書等の説明

・情報漏洩リスクについて注意喚起をする

・万が一情報漏洩が起きた際の会社の対応と従業員の対応

・副業(複業)で得た情報も本業では使用してはいけないことの説明

・上記に違反した場合の会社としての対応

副業(複業)解禁にあたっての会社のマインド

・北風と太陽でいうところの太陽となる心で臨む

・制度やルールで縛ってもイノベーションは生まれない、副業(複業)解禁の目的と趣旨を会社自身がきちんと理解する

・性悪説ではなく性善説での会社経営を心掛ける

大切なのは本業での情報が洩れる点も注意ですが、副業(複業)先で得た情報を勝手に本業で使われる点も要注意だということです。

副業(複業)先から責任追及をされることにも繋がります。十分にその社員に教育する必要があるのです。

③北風と太陽と副業(複業)

副業(複業)解禁にあたっては、北風と太陽でいうところの太陽になる必要があります。性悪説ではなく、性善説で従業員に接することが必要なのです。もっと言うと、これは別の方から聞いた話ですが北風でも太陽でもなく「温泉」になることだと。温泉では人は喜んで服を脱ぎますね。会社のために、業務のために社員が喜んで「服を脱ぐ」ような、そんな会社作りをしていきたいものです。それにはまず社員教育をした上で、社員を信じ切ることが必要です。

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